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2019年06月28日 [FAQ]

良い農園を造るための土づくりの方法は?

良い農園を造るためには、我が家の場合は粘土質の土を改良しなければいけないと、昔農家をしていた方に言われて、天地返しの方法や堆肥についてもいろいろ教えてもらいました。
とにかく野菜づくりには土が大事で、栽培する野菜によっても好む土壌は異なることが分かりましたが、なかなか一人だけで試行錯誤しても上手くいきません。
良い土づくりの方法を、素人でも分かりやすく教えてください。


回答

野菜が好む土壌を知り基本をしっかり行いましょう。


ご指摘の通りに、野菜づくりの基本となるのが土づくりで、良い土をつくることは、美味しい野菜の収穫につながります。
良い土で栽培すれば、病原菌や害虫に負けにくくなりますし、基本をしっかり行うことで、これからの野菜づくりも楽になります。
野菜を栽培するのに適しているのが、水はけや通気性が良く、水持ちがよい微生物がたくさんいる団粒構造の土地です。
触るとふかふかしていて柔らかく、たくさんの有機物を含んで、隙間に水や空気が入り込むのが団粒化した土地の特徴です。
団粒構造の土に、石灰を投入して土壌酸度を調整して肥料分を加えることで、野菜づくりには最適な環境が整います。
団粒構造の土はマイナスの電荷を帯びていることから、カリウムやカルシウムやマグネシウムやアンモニアなどのプラスイオンを持つ養分を吸着します。
そうすることで肥持ちも良くなって、肥料を与えなくても野菜に蓄えた養分を供給してくれます。
ミミズは毛嫌いする方は多いようですが、益虫であるミミズが多い土は良い土である証です。
良い土をつくるために、耕し過ぎる失敗をする方も多いようですが、そうすると根と微生物が作った団粒構造や根穴構造の破壊につながるので注意が必要です。
耕すだけではなく、堆肥などの有機物を施し続けることも、良い土づくりには必要です。
土壌改資材には、堆肥、石灰、腐葉土などの他にも、バーミキュライト、パーライト、ピートモス、緑肥などたくさんのものが販売されています。
粘土質の土壌を改良する際にも、堆肥や腐葉土以外にも、空気を多く含むもみ殻や、バーク堆肥やパーライトを加えてしっかり混合させ、天地返しをすることも効果的です。
野菜を育てるには、肥料や石灰が必要ですが、それらを入れ過ぎれば土壌酸度がアルカリ性に傾き、いろいろな問題が起きやすくなるので注意が必要です。
それぞれの野菜が好む土壌を知ることも、良い農園をつくるためには欠かせないことです。

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